ホームページを公開したのに、電話もフォーム送信も増えない。静岡の事業者さんから相談を受けて画面を一緒に見ると、訪問数だけ確認し、肝心の『誰が、どこで止まったか』が見えていないケースがよくあります。数字の良し悪しを決めつける前に、問い合わせまでの道筋を順番に追うのが先です。
最初に数えるのは訪問者ではなく「成果」
アクセス解析を開くと、ユーザー数や表示回数に目が向きます。ただ、月に千人来ても相談がゼロなら、経営上の成果にはつながっていません。まず電話タップ、フォーム送信、予約、見積もり依頼など、自社にとっての成果を決めます。
計測漏れがないかを実機で確かめる
私が初回確認で行うのは、自分のスマートフォンから実際にフォームを送ることです。送信完了が解析画面に記録されるか、電話番号のタップを数えられるかまで確認します。計測できていない数字を基に改善案を出しても、判断を誤ります。
- 問い合わせにつながる操作を洗い出す
- 各操作を成果として計測する
- 自社端末で一連の動作を試す
成果率は、成果件数を訪問数で割った値です。業種や単価で差が大きいため、一般的な平均との比較より、まず自社の前月や改善前との変化を見ます。
入口ページと流入元を組み合わせて見る
次に見るのが、最初に読まれたページと流入元です。静岡市の施工会社なら施工事例、焼津の飲食店なら店舗情報、藤枝の法人向け事業ならサービス説明が入口になるかもしれません。検索、地図、広告、SNS、紹介リンクのどこから来たかで、読者の目的も変わります。
- 検索からの訪問 検索語と入口ページの内容が合っているか
- 地図や店舗情報からの訪問 営業時間、所在地、電話への動線が近いか
- 広告からの訪問 広告文で約束した内容が着地先にあるか
- 紹介リンクからの訪問 初めて来た人にも会社とサービスが伝わるか
検索結果に表示された回数とクリック数は、検索解析の管理画面でも確認できます。表示はされるのにクリックされないなら、ページ本文を直す前に、検索画面に出る題名や説明文を点検する余地があります。
離脱率だけで「読まれていない」と決めない
一ページだけ見て帰った人が多くても、それだけで失敗とは限りません。店舗の住所や電話番号を確認して目的を果たした人もいるからです。見るべきは、ページの役割に合った行動が起きたかどうか。
ページごとに次の一歩を決める
サービス説明なら料金や事例へ、事例ページなら相談フォームへ、会社案内ならサービス一覧へ進めたかを確認します。スクロール率は目安になりますが、下まで読まれたことと内容が理解されたことは同じではありません。
滞在時間が短いページは、冒頭で対象地域や対応内容が分かるかを見ます。逆に長すぎる場合も要注意です。料金の条件や依頼方法が見つからず、探し回っている可能性があります。数字と実際の画面を必ずセットで見る。ここが現場では肝です。
静岡の会社ほどスマートフォン別の確認が効く
移動中や店頭で検索される業種では、スマートフォンからの閲覧が中心になりやすい傾向があります。端末別に成果率を分け、スマートフォンだけ低ければ、ボタンの位置、文字量、読み込み速度、入力のしにくさを疑います。
フォーム到達後の脱落を追う
問い合わせページを百人が見て送信が一件だった、という数字だけでは原因は分かりません。数はあくまで例ですが、入力開始と送信完了を分けて測ると、読む前に帰ったのか、入力途中でやめたのかが見えます。
- 必須項目が多すぎないか
- 希望内容を選びやすいか
- エラーの場所と直し方がその場で分かるか
- 送信後に完了画面が表示されるか
電話が主な業種なら、営業時間外の電話タップも確認します。反応があるのに受け皿が合っていない。そんなもったいない状態も、時間帯別の数字から見つかります。
月一回、同じ表で改善前後を比べる
小規模な会社なら、毎日すべての数字を追う必要はありません。月一回を目安に、訪問数、主要な入口ページ、流入元、成果件数、成果率、端末別の差を一枚に記録します。アクセスが少ない月は一件の増減で率が大きく動くため、一般的には三か月ほどの傾向も併記すると判断しやすくなります。
変更履歴も残します。たとえば『施工事例に対応地域を追加』『フォームの必須項目を八個から五個へ変更』と日付を書けば、数字が動いた理由を後から検証できます。一度に多くを直すと、何が効いたのか分かりません。優先順位は、計測漏れ、スマートフォンの不具合、問い合わせ直前の脱落、入口ページの内容という順で考えると整理しやすいです。
数字の設定から一緒に確認したい方へ
NIRでは、ホームページの見た目だけでなく、問い合わせの計測設定と公開後の改善まで現場に合わせて確認しています。解析画面はあるが判断の仕方が分からない、業務の流れとフォームがかみ合っていない、といった段階でも構いません。静岡の商売の動きに合わせて整理したい場合は、システム導入・開発を無料で相談するから状況をお聞かせください。