検索結果には店名やサービス名が出ている。それなのに電話もフォームも増えない。静岡の店舗から相談を受けた時、私が最初に見るのは検索順位ではなく、来店前のお客様がどこで止まったかです。
アクセス解析は数字を眺める作業ではありません。直す場所を絞り、限られた予算を無駄打ちしないための現場確認です。駿河区の事務所で支援する時も、次の順番を崩さないようにしています。
まず「問い合わせゼロ」が本当かを確かめる
問い合わせが記録されていないだけ、というケースは意外にあります。電話番号を押した回数、フォームの送信完了、予約ボタンの押下が計測対象になっていなければ、管理画面には成果が出ません。迷惑営業まで同じ一件に数えている場合もあり、経営判断を誤らせます。
最初にそろえる計測項目
- Google検索で表示された回数、クリックされた回数、実際に使われた検索語
- 最初に開かれたページ、閲覧した端末、流入元
- 電話番号、予約、地図、問い合わせフォームが押された回数
- フォームの送信完了と、実際に店舗へ届いた通知の件数
自分のスマートフォンからテスト送信し、受付メールと店舗側の通知まで届くかを確認します。ここで一致しなければ、アクセス数の評価より先に計測と通知の修正。取りに行けなかった数字を「ゼロ」と扱わないことが肝心です。
検索語と着地ページの食い違いを一行ずつ見る
検索されている言葉と、最初に開かれるページを組み合わせて見ます。たとえば「静岡駅 宴会 個室」で来た人を会社概要へ案内しても、席数、料理、空き状況が分からず離れやすい。清水区の修理店を探す人なら、対応地域や出張可否が見えないだけで候補から外れます。
検索の管理画面では、一般的に直近28日ほどを目安に、表示回数があるのにクリック率が低い検索語を確認します。次に、その検索語で開かれるページを実機で表示。順位だけで判断せず、検索した人の質問に答える内容があるかを読みます。
検索語ごとに確認する四つの欄
- お客様が知りたいこと
- 最初に開くページ
- ページ内で不足している情報
- 次に取ってほしい行動
この表を作ると、「アクセスを増やす前に料金の考え方を足す」「店舗別の駐車案内を分ける」といった修正に落とせます。検索語を不自然に詰め込む必要はありません。
店側には当たり前でも、お客様には見えない情報がある
静岡では車で来店する人も多く、駐車場の場所、満車時の案内、幹線道路からの入り方が判断材料になります。ところが店舗側は毎日見ているため、説明不足に気づきにくい。営業時間の注記、予約が必要なメニュー、支払い方法、子ども連れへの対応も同じです。
スマートフォンでページを開き、片手で操作します。文字が小さい、写真が重くて待つ、電話番号が画像の中にある、入力欄が多い。こうした小さな引っかかりが重なると、検索には出ても連絡まで進みません。
- 飲食店なら席、予算の目安、当日の連絡方法
- 美容・施術店なら所要時間、担当者、予約変更の扱い
- 修理・工事店なら対応地域、現地確認の流れ、見積もり範囲
写真も飾りではなく判断材料です。入口、駐車位置、店内、担当者、作業例など、初めて来る人の不安を減らす順に置きます。
一度に全部直さず、二週間単位で比べる
改善は、成果に近い場所から着手します。私なら最初の一週間で計測漏れと通知不良を直し、次に閲覧が多い上位ページの電話・予約・フォームを整えます。その後、表示回数が多い検索語に合わせて不足情報を追記。全面改修は最後の判断です。
- 修正前の期間、対象ページ、問い合わせ件数を記録する
- 一度に変える主な要素を一つか二つに絞る
- 一般的に二週間から四週間を目安に同じ条件で比較する
- 件数だけでなく、商談や予約につながった内容も確認する
季節、連休、広告の有無で数字は動きます。藤枝方面まで対象地域を広げた月と通常月をそのまま比べない。問い合わせ数が少ない店舗では、クリック率やボタン押下も途中の手掛かりにしつつ、結論を急がない運用が現実的です。
数字を一緒に見て、直す順番を決めたい方へ
NIR株式会社では、ホームページ単体だけでなく、問い合わせ後の顧客管理や予約、社内の対応まで含めて確認しています。大きな作り直しを前提にせず、今あるページと計測データから優先順位を整理します。
解析画面の見方が分からない、通知と顧客管理が分かれて取りこぼしが心配、といった段階でも構いません。静岡の店舗運営に合う形を相談したい方は、システム導入・開発を無料で相談するから状況をお聞かせください。現場で続けられる修正範囲から一緒に線を引きます。