ホームページを新しくしたのに、検索から来る人が減り、問い合わせまで止まった。静岡でWeb支援をしていると、見た目の話より先に聞くべきなのは、こうした公開後の変化です。
検索順位は移行中に揺れることがあり、絶対に落ちないとは約束できません。ただ、以前のページの行き先と計測方法を公開前に決めておけば、異常を早く見つけて手当てできます。ここが制作と運用の境目です。
改修前の28日を、経営判断の物差しにする
私が最初に残すのは旧サイトの成績です。Search Consoleから検索語、表示回数、クリック数、よく読まれたページを確認し、GA4では訪問数と問い合わせ完了を見ます。期間は直近28日程度が一つの目安。季節で動く観光、採用、工事関連なら前年同時期も並べます。
ここで大事なのは、クリック数だけで良し悪しを決めないこと。静岡市や焼津市を商圏にする会社なら、地域名を含む検索からどのサービスページへ入り、その後に何件の相談があったかまでつなげて見ます。
問い合わせとして何を数えるか
- フォームの送信完了と通知メールの実着
- スマートフォンでの電話番号タップ
- 予約画面や見積依頼画面への到達
電話タップは通話成立ではありません。営業記録と照らせない数字は、問い合わせ件数と分けて扱います。自社の試験送信にも日時と印を残す。現場の数字を膨らませないための小さな仕込みです。
URLはデザインより先に棚卸しする
制作会社や仕組みが変わっても、内容が同じページならURLを維持できないか先に検討します。静岡市向けのサービス案内、会社概要、採用情報、長く読まれている事例など、検索流入や外部リンクがあるページほど優先度は高めです。
変える必要があるURLは、旧URL、新URL、移行先の内容、公開確認者を一行ずつ対応させます。複数の旧ページを統合する場合は、情報を新ページへ移してからつなぐ。後継ページがないのに全部をトップへ送ると、読者は探していた情報へ着けません。
URL対応表に最低限入れる欄
- 旧ページのURLとページ名
- 新しい行き先と内容の一致確認
- 検索流入、問い合わせ、外部リンクの有無
- 転送後の状態と確認日
恒久転送は一対一、一回で着地させる
URLを変えるページには、一般的に301または308と呼ばれる恒久転送をサーバー側で設定します。旧URLから仮URL、さらに新URLへと何段も回さず、対応する最終ページへ直接送る形です。
Googleのサイト移行に関する公式資料では、転送をできるだけ長く、一般的な目安として少なくとも1年間保つよう案内されています。古いチラシ、取引先サイト、ブックマークからの訪問もあるため、検索だけを見て早々に外す判断は避けたいところです。
新サイト内のリンク、サイトマップ、正規URLの指定は新URLへそろえます。ドメイン自体を替える場合は、旧新両方をSearch Consoleで確認し、転送後に「アドレス変更」も検討します。同じドメイン内のページ移動では、この機能ではなく個別転送とサイトマップ更新で扱います。
公開日の合格は、画面表示ではなく実送信まで
トップページが開けば終わり、ではありません。旧URLの代表例と流入上位ページを実際に開き、目的の新ページへ一回で移るか、リンク切れがないかを確認します。検索除外の設定が残っていないか、スマートフォンで読めるかも同じ日に見ます。
- フォームへ入力し、完了画面まで進む
- 会社側の通知が実際に届いたか確認する
- GA4で対象の送信完了が記録されたか照合する
- 電話、予約、資料請求のボタンを実機で押す
計測画面に一件出ただけでは、お客様の連絡が社内へ届いた証拠になりません。反対に通知だけ届いても、流入元を追えなければ改善が止まります。送信と受信と計測。ここは別々に確認します。
公開後4週間は、順位より異常の場所を見る
公開当日、翌営業日、その後は週一回を4週間程度、というのが私たちが組みやすい確認の目安です。Search Consoleでクリックが急に減ったページ、登録されない新URL、見つからないページを確認。GA4では問い合わせ完了と流入元を旧サイトの基準値と比べます。
順位だけを毎朝見ても、原因は分かりません。特定ページだけ落ちたなら転送先や内容の一致を、サイト全体なら検索除外、計測タグ、サーバー応答を疑う。問い合わせが減ったときは、フォーム不具合と導線の変化を先に切り分けます。
検索結果の移行には一般的に時間がかかります。一時的な上下と、設定ミスによる継続的な減少を混同せず、変更日、確認値、直した内容を同じ表へ残すと、経営者と制作側で話が早くなります。
公開日ではなく、確認を終える日まで決めておく
リニューアルの見積もりでは、URL対応表、転送設定、計測の引き継ぎ、公開後確認が作業範囲に入っているかをご確認ください。NIR株式会社では、静岡の現場で使う営業導線や業務の流れまで見ながら、公開後に直せる形を一緒に整えています。
問い合わせ計測を顧客管理や社内の対応フローまでつなげたい場合は、システム導入・開発を無料で相談するから現状をお聞かせください。今のURL一覧と分かる範囲の数字だけでも、移行前に確認すべき順番を整理できます。